「さよなら」という言葉

先日、夫の祖母(90代後半)が亡くなりました。
通夜と葬儀に参列した祖母の妹さん(80代後半?)は歩くのがやっとで、火葬場では車椅子を使っていました。

そんな状態にもかかわらず妹さんは2日に渡り参列してくれました。私の子ども達にも優しく声をかけてくれ「かわいい、かわいい」と何度も言ってくれました。

火葬の時、これまで両手を合わせていた妹さんは火葬炉の扉が閉まっていくのを見つめながら「さよなら」と手を振っていました。

今まで普通に使っていた「さようなら」という言葉・・・私の中では、学校終りや保育園へのお迎えで先生に言っていた何気ない一言に過ぎませんでした。
もちろん、明日も明後日もいつでもまた会えるという気持ちがあったからです。

でも、この時の「さよなら」に次はないのだと思った時、言葉の重さに気付かされました。